動画広告市場は稀に見る伸びを見せていますが、今後の動画広告市場はどう成長していくでしょうか?

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NewsTV 杉浦(以下、杉浦)

いろんな予測がされていますが、直近5年くらいは伸びていくんじゃないかと思っています。

デバイスに大きな変動が出るまでは、というイメー ジです。


2018年の秋に発表された各携帯キャリアの料金プランを見てみてもわかるとおり、使い放題の価格が安くなり動画ローディングの負荷がなくなります。


こうなると、情報量が多く表現の幅が広い動画の需要は、より一層生まれてくると思います。


テキストでのコミュニケーションはなくならないとは思いますが、テレビのCMで静止画を流すようなことが無いように、スマホでも動画が流れる機会が今まで以上に多くなってくるんじゃないでしょうか。


小林パウロ篤史さん(以下、小林さん)

テレビで静止画って違和感ありますもんね。

確かに、スマホの画面上でも静止画を出すことが違和感になるかもしれませんね。


スマホって、見るときは自分ひとりで見ますよね。誰かと共有するということはあまりない。


となると、

音が無く、字幕はある

音が無く、字幕もない、ノンバーバルで分かる内容になる

縦型動画が残る?

など、いろんなパターンが考えられますよね。


杉浦

インターネットも当初はテキストだけでしたが今では動画が当然ですし、かと言って当初のテキストに戻そう/テキストだけの方がいい という動きにはなっていないと思うんです。

それと同じように、いろんな変化は予想されますが、「やっぱりテキストと画像に戻ろう」ということはないと思っています。


もちろん、決算説明会の文字起こしのようなテキストに適したコンテンツ、インフォグラフィックのような画像に適したコンテンツは引き続き強いと思いますが。


スピード感が圧倒的に違う中での、変化の速さに対応できるかどうかが鍵!

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小林さん

インターネットが最初に出たときは、検索結果が出るまでにものすごい時間がかかりましたよね。

最初にインターネットに触れたのは大学生のときだったんですが、初めてインターネットでの検索をした際、検索結果がなかなか出てこなくて休み時間が終わっちゃう!!!!と焦っていた記憶があります。


杉浦

初めてインターネットに触れたのは学生時代でしたが、もう25年前なんですよね。

25年前とは、圧倒的にスピード感が違うなと痛感しています。

ツールも、メディアも、どんどん変わっていきますよね。


世の中のみんなが持つデバイスとしては、スマホが最終系だと考えています。

これ以上になると、例えば装着デバイスとか、人体に直接アプローチしていくような手段も生まれ、それぞれの人の課題や、生活習慣に沿ったやり方が一般的になって行くと思います。


小林さん

スウェーデンでは、マイクロチップを手の皮膚下に埋め込んで、それで会計をするということがもう行われているみたいです。

個人的には興味がありますが、それが『普通』になっていくのかどうかな?とは思います。


杉浦

おそらく、その『普通』が変わっていくんじゃないでしょうか。


誰もが『普通』にマイクロチップを入れるようになったり、『普通』が変わるときにメディアが変わっていくんだと思います。


新聞・雑誌・テレビに続いてWEBが新しいメディアとして確立したり、スマホというデバイスが生まれ、若年層ではスマホのフリック操作が当たり前になって、情報のアウトプットの方法が変わったり、それぞれの世代以外では驚くようなことも、当事者にとっては『普通』なんですよ。


WEBが登場する前は、新聞・雑誌・テレビなどは「情報を入れる」手段としてのメディアだったと思うのですが、WEBやスマホが生まれて「情報を出す」手段を手に入れた結果、情報を出すことがもはや『普通』になっていますよね。

なので、これから出てくるデバイスは、情報の出し入れができることが必須になっていくんではないでしょうか。


小林さん

『普通』が変わるっていうのは、確かにそうですよね。

ポケベルを使っていた時代は、信じられないくらい公衆電話を早打ちする人がいましたが笑、今では考えられないですもんね。

そうなると、変わっていく『普通』を作っていかないといけないですよね。

『普通』が変わるのを待っていてから、それに合わせて料理をする だと反応が遅くなってしまいますよね。


杉浦

まさにそうですね。

今後生まれるデバイス向けに何ができるのか?成長の仕方、度合いは予測不能ですが、変わるとなったときのスピードはかなり速いはずです。


スピードの速い『変化の波』に乗れるかが、不戦勝か不戦敗かの分け目?!

小林さん

スピードはすごいでしょうね。


変化のタイミングは、きっと後から見ると分岐点が分かるが、現場にいると「いつの間にかなんとなく あっという間に変わっている」ってなりそうです。


ただ、そういう場面でも、変化の波に気づいてルールメイクをして、変化を先導していく存在があるはずだと思いますし、そのルールメイクをする側にいたいな、と思います。


こういうスピード感で変わっていくと、きっと中途半端な勝負はなくって、極端に「不戦勝」か「不戦敗」のいずれかになるんじゃないでしょうか。

ルールも多様化するでしょうし、同じモノでも大勝/大敗があったり、そのルールを作り続ける側にいる人が強くなるでしょう。


そういうことも含めて、チャレンジ・変化の打席に立ち続けていくことがより重要になってきそうですね。



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