1「ミクロの離脱分析」とは?

配信動画の視聴人数は、動画の開始地点が最大でそこから人数は落ちていきます。

また一方で、動画の視聴から離脱する人数は開始から1~2秒が最大で、動画が経過するにつれて減少していきます。

つまり配信動画とは、時間経過で視聴人数全体は減っていくが、どんどん減りにくくなるものと言えます。


しかし、動画によっては「離脱人数が突然増えるポイント」が発生することがあるのです。


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こちらのグラフは、ある動画の時間経過毎の離脱率(離脱した人数の比率)をまとめたものです。

時間が経過するにつれ離脱率が下がっていくことがわかると思います。

しかし動画の経過30%付近で、離脱率が不自然に上がるポイントがあります。

これは配信動画の性質上、少しおかしなことです。


そこで離脱率が急上昇したポイントのカット内容を確認し、①パターン化する。②原因を考察する

これがNewsTV制作チームが行っているミクロの離脱分析です。


2 ミクロの離脱分析でわかった「離脱ポイント」とは?

分析の結果、離脱ポイントはパターンがあることがわかりました。その例をご紹介します。


ポイント① 文字量が多い箇所


動画中で、テロップの文字数が多い、また文字数の多い看板バックパネルなどが入ってくると、視聴者は離脱する傾向がありました。「視聴者が処理できる情報の臨界点を超えた」ということなのでしょう。

配信動画は、スマートフォンで見る視聴者が大半で、無音で視聴する方が7割と言われています。ですから、テロップは極めて重要な表現手段と言えますが、表示量には細心の注意が必要です。


ポイント② ミスマッチな人間の顔


動画において「人が映ること、人が話すこと」は重要な要素です。

例えばインタビュー形式というのは、視聴者にとってわかりやすく、情報量も無理なく増えるので有効な手段です。

しかし、意図のない人選は離脱ポイントを作る原因になります。


例えば配信動画には見せたい「年齢」「性別」など視聴者のターゲットがあるケースが多いと思います。

そのターゲットから条件が離れている人物が映り、フォーカスされると視聴者は離脱しやすい傾向があります。

ただし「開発者」や「専門家」など、明確な役割がある場合は別のようです。



上記はあくまで一例で離脱の原因というのは複数あり、要素が絡み合っています。 ミクロの離脱ポイントを丁寧に避けていくことで、じわじわと着実に完全視聴率を上げることが可能です。

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